当相談室の特徴
依存症専門&オンライン

アルコール等の特定の物質への依存から過食や暴力と言った行為や関係性への依存まで「やめたいけどやめられない」や「意志でコントロールできない」お悩みについて幅広くご相談に応じています。「病院に行くまでもないけど困っている」、「通院や自助グループとの併用したい」もOKです。オンラインで対応いたしますので、地方にお住まいで身近に相談できる場所のない方にもご利用いただけます。
心理の専門家が対応

当サービスでは臨床心理士および公認心理師の資格をもち、アルコール依存症専門病院で13年の勤務経験があるカウンセラーが対応します。臨床心理士とは指定大学院を修了し、日本臨床心理士資格認定協会の認定をうけている心理専門職です。5年毎の資格更新制により継続的な自己研鑽が求められます。また、公認心理師とは2017年に施行された公認心理師法にもとづく厚生労働省と文部科学省共管の国家資格です。
生きづらさとトラウマケア

まずはしっかりとお話をお聞きした上で、自分の気持ちや行動、それにつながる要因をモニターしたり整理しながら問題となる行動を理解し制御していくお手伝いをします。また、特定の行為や物質にのめり込む背景には、成育史の中で負った心の傷(=トラウマ)からくる生きづらさや何らかのアンバランスな生き方が存在する場合が多いです。ご希望の方にはトラウマ治療も回復計画や心理教育に取り入れます。
依存症とは
依存症をひとことで言うと、「やめたいのに、やめられない」「減らしたいのに、減らせない」状態のことです。
その行動や習慣によって、自分自身や身近な人との関係に問題が起きているのに、どうしてもやめられない──そんな状態を指します
呼び方について
このサイトでは、わかりやすさを大切にして「依存症」という言葉を使っています。
医療の分野では、薬物との関係性を中心に定義されることもありますが、ここではもっと広い意味で、「やめたくてもやめられない行動」全般を扱っています。
とはいえ、呼び方は人それぞれ。
「アディクション」や「嗜癖(しへき)」という表現がしっくりくる方もいれば、「のめりこみすぎちゃう」「ちょっとやりすぎちゃう」といったラフな言い方の方が合うという方もいます。
自分自身をどう表現するかは、とても大切なことです。
言葉の選び方によって、恥ずかしさや自分を責める気持ちが強くなってしまい、回復の妨げになることもあります。
ですから、あなたが「この言い方は嫌だな」「この呼び方がいいな」と感じるものがあれば、ぜひ大事にしてほしいと思います。
当カウンセリングでは、そのお気持ちを大切にしたいと考えています。
依存症の種類
依存症といっても、そのかたちや対象はさまざまです。
複数の依存が重なっていることもありますし、ひとつの依存が落ち着いたと思ったら、別の依存に移ってしまうこともあります。
このように、いくつかの依存が関係し合っている状態を「クロスアディクション」と呼ぶこともあります。
以下は、よく知られている依存のタイプです。
物質依存(物質使用障害)
アルコール
市販薬
処方薬
違法薬物
ニコチン
カフェイン
プロセス(行為)依存
過食、過食嘔吐
ギャンブル
自傷行為、美容整形
買い物、万引き
盗撮、痴漢、自慰
ネット、ゲーム
仕事、運動
関係依存
DV、暴言、暴力
不倫、浮気、恋愛
SNS、電話
マッチングアプリ
セックス
共依存、過干渉
宗教
ご相談内容
依存症の改善と再発防止
- やめたいけれど一人では難しい。
- 依存症とまではいかないけど、今の状態に危機感がある。
- 病院を受診するべきかどうか悩んでいる。
- やめられず、自分を責め、落ち込み、また同じことをしてしまう。そのサイクルから抜け出したい。
- やめているけど、またスリップ(再発)するのを防ぎたい。
- 周囲に理解してもらえないのが辛い。
- 嗜癖問題により悪化した家族(パートナー)との関係を改善、修復したい。
- 家族(パートナー)の依存症の問題について相談したい。
トラウマと生きづらさ
何かにのめり込んでしまうのは、これまでの人生の中で負った未解消のトラウマやそれに由来する心の痛みがあるからかもしれません。以下にお心当たりがあるならば、依存症の問題と一緒に取り組むことができます。
- PTSD・複雑性PTSD
- アドアルトチルドレン(AC)
- 機能不全家族・毒親育ち
- マルトリートメント
- 虐待・DV被害
- 発達性トラウマ
- 小児期逆境体験
- 死別、喪失体験
もし今、「もしかして自分も?」と思った方がいたら、少し立ち止まって、自分のこころの声に耳を傾けてみてください。
あなたが苦しんでいるとしたら、それにはきっと理由があります。そして、変わるチャンスでもあります。このサイトが、その一歩を踏み出すきっかけになれたら嬉しいです。